タイ最大手のビューティーストアEVEANDBOY(イヴアンドボーイ)は2026年4月2日、タイ国内外に向けて「EVEANDBOY T-BEAUTY FEST」を初開催すると発表した。タイ産美容品(T-Beauty)を世界市場へ発信することを目的に、600ブランド・3万品目以上を一堂に集める場を設け、訪タイ外国人観光客に「T-Beautyマストバイ」として認知させる戦略だ。同社のCEOヒラン・タンミット氏は「2022〜2025年にT-Beauty製品を累計1億個以上販売し、成長率は2022年比で2.5倍を達成した」と述べ、T-Beautyが短期トレンドではなく持続的な成長産業であることを強調した。タイ化粧品市場の急拡大と「T-Beauty」の台頭©︎Unsplashタイ化粧品クラスター貿易協会のデータによると、タイ国内の化粧品市場は20年前の約700億バーツ(約3,465億円)から2025年には4,000億バーツ(約1兆9,800億円)へと急拡大し、年6〜7%の安定成長を続けている。過去4〜5年でスキンケア・コスメブランドの数は数十社規模で増加し、売上・顧客数ともに飛躍的な伸びを記録した。EVEANDBOYは業界歴約20年を誇るタイ初のビューティーストアとして、いち早くT-Beautyブランドの集約に着手。スキンケア・コスメ・フレグランス・サプリメント・美容雑貨など多様なカテゴリーをカバーし、国内外の消費者が一か所でタイブランドを体験できるプラットフォーム構築を目指す。今後は観光需要の取り込みと海外市場開拓を両輪に、さらなる成長を見込む。外国人観光客を「爆買い」へ誘う戦略的仕掛け©︎Unsplashタイ観光局(TAT)によると2025年の訪タイ外国人は、マレーシアが480万人でトップ、続いて中国460万人、インド210万人、ロシア180万人、韓国160万人と多様な国籍の観光客が訪れる。EVEANDBOYは同社の外国人購買データを分析した結果、タイ独自のアイデンティティを持つT-Beauty製品への積極的な需要増を確認。国際品質を備えながら手頃な価格が口コミを呼び、「タイに来たらEVEANDBOYで買う」という定番化を狙う。アジア・グローバル規模のブランドアンバサダー起用やブランドストーリーテリングも展開し、ファン層を国際的に拡大する方針だ。ローカルメモタイの美容意識は国民的に高く、肌ケアへの投資を惜しまない文化が根付いている。バンコクのショッピングモールにはコスメフロアが充実しており、地元ブランドと海外ブランドが肩を並べる光景は珍しくない。T-Beautyの急成長には、SNSを駆使した若手起業家の台頭と、タイのセレブやインフルエンサー文化が大きく貢献している。日本の化粧品メーカーにとっても、タイ市場での競合状況やブランドストーリーテリング戦略は大いに参考になるだろう。参考URLPR Newswire記事https://www.prnewswire.com/apac/news-releases/eveandboy-organizes-t-beauty-fest-to-bring-thai-beauty-brands-to-the-global-stage-highlighting-the-potential-of-t-beauty-products-of-thailand-with-100-million-units-sold-302732398.htmlTOP Image©EVEANDBOY