2026年8月24日、栄養学誌「Nutrients(ニュートリエンツ)」に、精製花粉細胞質(PCP)とビタミンD、ビタミンK2を組み合わせたサプリメントが更年期症状と骨の健康を改善しうるとする研究が掲載された。研究に資金を提供したのは、塩野義製薬のイタリア子会社Shionogi SRL(シオノギ・エッセレッレ)。対象は同社のサプリメント「Femal Osteo(フェマル オステオ)」である。イタリアの45〜60歳の女性45人を3カ月間観察したところ、摂取群ではホットフラッシュ(のぼせ・ほてり)が有意に減り、骨吸収の指標も下がった。ホルモン補充療法を選べない女性の新たな選択肢として関心を集めている。脳内伝達物質への作用と今後の課題PCPはこれまでの研究でも、ホットフラッシュや睡眠の悩み、気分の落ち込みを和らげる可能性が示されてきた。研究チームは、脳内のセロトニン・GABA・ドーパミンの働きに作用し、体温調節や睡眠、気分を整えると推測する。今回は摂取群22人と非摂取群23人を比較。3カ月後、摂取群はビタミンD値が63.0%上昇し、骨吸収の指標CTXが29.3%低下した。更年期QOL評価では身体症状が40.3%、心理社会的症状が50.0%、血管運動神経症状が57.9%改善。一方、非摂取群に有意な変化はなかった。研究チームは後ろ向き観察研究である点を認め、今後はプラセボ対照の大規模試験が必要だとしている。出展NutraIngredients記事https://www.nutraingredients.com/Article/2026/08/24/bee-pollen-could-reduce-hot-flashes-and-support-bone-health/TOP Image©Unsplash