2026年6月3日、France's National Assembly(フランス国民議会)は、有害な重金属カドミウムへの国民の暴露を減らす法案を、賛成144・反対22で可決した。リン酸肥料に含まれるカドミウムの上限を厳しくする内容である。カドミウムは発がん性があり、腎臓障害などの健康リスクと結びつくとされる。法案は緑の党のBenoit Biteau(ブノワ・ビトー)議員が提出し、左派や中道の各勢力が支持した。政府は、移行期間が短すぎてフランス農業の競争力を損なうと反対したが、推進派は緊急の公衆衛生上の課題だと訴えた。規制強化の背景と今後の見通しカドミウムはリン酸肥料を通じて農地の土壌にたまり、食物連鎖に入り込む。ANSES(フランス食品環境労働衛生安全庁、アンセス)によると、フランスでは小麦や米などの穀物が主なカドミウム摂取源だ。同庁は2025年、国民のほぼ半数が推奨される健康基準を超える暴露レベルにあると報告した。肥料中の上限を20mg/kgへ下げるよう勧告している。フランスは現在、EU基準の60mg/kgに対し最大90mg/kgを認める特例を持つ。可決された法案では2027年に40mg/kg、2030年に20mg/kgへ引き下げる。政府はより緩やかな移行を求めており、法案は今後、上院で審議される。出展Anadolu Agency記事https://www.aa.com.tr/en/europe/french-lawmakers-back-bill-to-curb-cadmium-exposure-through-stricter-fertilizer-limits/3956374TOP Image©Unsplash