米国の主要な小麦栽培地帯を襲う深刻な干ばつが、世界の穀物価格を高騰させている。エネルギー価格の上昇も相まって、米国の小麦価格は10カ月ぶりの高値を更新。この干ばつは大幅な生産減と世界的な供給不足につながる恐れがあり、市場の懸念を呼んでいる。ヨーロッパではユーロ高が小麦価格の上昇を一時的に抑制しているものの、菜種やトウモロコシの価格は上昇を続けており、世界中の市場関係者が今後の天候と需給動向を注視している状況だ。干ばつと地政学リスクが市場を揺るがす価格高騰の主な要因は、米国の小麦生産地帯(グレートプレーンズ)を襲う記録的な干ばつである。米国農務省(USDA)によると、冬小麦の作柄は前年を大幅に下回り、回復の見込みは薄い。この天候不安はドイツやフランスなど欧州の穀倉地帯にも広がっている。さらに、中東情勢の緊迫化が原油価格を押し上げ、燃料費や肥料費といった生産コストを圧迫。ロシアでも悪天候で収穫予測が下方修正されるなど、供給不安は世界規模で連鎖している。市場は、今後の気象状況や需給報告次第で、さらに不安定になる可能性がある。出典agrarheute記事https://www.agrarheute.com/markt/marktfruechte/getreidepreise-heftiger-rallye-schwere-duerre-weizen-anbaugebieten-usa-640404TOP Image©Unsplash