Sports Medicine誌に掲載された新しい研究によると、水素水の摂取が運動による筋肉損傷を軽減し、睡眠の質を改善する可能性があるという。この研究では、特にこれまで運動習慣のなかった中高年の成人を対象とし、ホルモンおよび脂質測定値の改善も確認された。セルビアの研究者らは、水素水を6週間摂取することにより、50歳以上の運動初心者が筋力トレーニングによる筋肉損傷への耐性を高めるのに役立つと述べている。今回の研究結果は、水素のエルゴジェニック効果(運動能力やパフォーマンスを向上させる効果)やスポーツに関する既存の知見を支持し、水素への理解を深めることにつながると思われる。酸化ストレスを軽減水素水は水に分子状の水素ガスを注入したもので、抗酸化作用によりフリーラジカルを中和し酸化ストレスを軽減するとされる。この特性が運動時の筋肉保護に役立つと考えられており、水素が選択的抗酸化物質として筋肉細胞膜に浸透し有害分子を中和する可能性が示唆されている。しかし、水素の分子レベルでの詳細な作用機序解明にはさらなる研究が必要である。研究者は「特に腸内で自然に生成される水素が少ない人はより多くの恩恵を受けられる可能性がある」との見解を示しており、今後の追加研究が期待される。出典NutraIngredients記事https://www.nutraingredients.com/Article/2025/06/19/hydrogen-rich-water-shows-promise-for-muscular-protection研究論文https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/15438627.2025.2521474?src=exp-laTOP Image©︎iStock