英国のサステナビリティ・コンサルタント会社、タンリー・エンバイロンメンタルの研究者らは、アメリカミズアブ(BSF)の幼虫が、パーム油生産の拡大を食い止めるのに役立つ可能性があると主張している。油抽出を目的としたパーム椰子の栽培は急速に拡大、1961年に360万ヘクタールの土地が栽培に利用されていたのがその後46年間で1400万ヘクタールと約4倍になっており、森林破壊の大きな原因となっている。生産効率はパーム油の20倍以上パーム油の約95%は長鎖脂肪酸でエステル化されたトリグリセリド。一方でBSF幼虫の脂質の80%も同様に長鎖脂肪酸でエステル化されたトリグリセリドだ。研究者らの試算ではパーム油生産の場合、1平方メートルあたり年間11.7kgの油が採れるが、垂直農法でBSF幼虫を飼育すれば、同じ面積で20倍以上の油が得られるという。ただ、研究者らはまだ技術的な問題も残っている事、また消費者が昆虫由来の油を消費したがらない可能性についても認めているとの事。出典:Food Navigator記事