概要アメリカの食品開発企業Alamance Foods(アラマンスフーズ)社とSavor(セイバー)社、イタリアの神経科学企業Thimus(タイマス)社は2025年6月2、3日で開催されたFuture Food-Tech Chicagoで、大気中の CO₂を回収して合成した脂肪を使い、パーム油を一切使用しないカーボンニュートラルなホイップクリームの試作品を披露した。この製品は、脳波ベースの官能評価で従来品を上回る嗜好性を示し、90億米ドル(約1兆3,000億円)規模の世界市場で、持続可能な選択肢となることを狙う。背景にはパーム油生産が招く森林破壊や人権問題への懸念があり、炭素由来脂肪でフットプリント(原料調達から廃棄までに排出する温室効果ガス量)を大幅に削減する構想だ。 リサーチャーが注目するポイント・脱パーム油を目指すサステイナブルで美味しい植物性ホイップ作り。植物性ホイップの多くに使われるパーム油は…