フランスの研究機関が、多くの加工食品に使われる乳化剤に関する新たな研究結果を発表。母親が摂取した乳化剤が、直接摂取していない子の腸内環境に悪影響を及ぼし、将来の肥満や慢性炎症性腸疾患のリスクを高める可能性をマウス実験で突き止めた。乳化剤市場は2030年に48億ドル(約7530億)規模への拡大が予測される一方、健康への懸念は増大。消費者の関心の高まりを受け、食品業界は合成添加物の使用を見直し、より安全な代替品を模索する必要に迫られている。子供の腸内環境に悪影響を及ぼす食品の品質向上に不可欠な乳化剤だが、近年は2型糖尿病との関連が指摘されるなど健康リスクが問題視されてきた。今回の研究では、母親マウスが摂取した乳化剤が子の腸内細菌叢を変化させ、免疫系の正常な発達を妨げ、慢性的な炎症につながることが判明した。研究者らは、この影響が世代を超える可能性を示唆し、特に乳児用粉ミルクへの使用に警鐘を鳴らしている。今後、規制当局による監視強化やメーカーによる代替原料への転換が加速する可能性があり、乳化剤をめぐる議論は、その利便性から長期的な健康影響へとシフトしている。出典Food Navigator記事https://www.foodnavigator.com/Article/2025/11/24/emulsifiers-in-food-and-beverage-market-growth-and-health-risks/Top Image©︎Food Navigator