韓国の食品業界では、過去に販売されていた製品を再発売する動きが広がっている。背景には、景気低迷によるコスト削減や失敗リスクの最小化があり、再発売製品は研究開発費や広報費が抑えられるというメリットがある。レトロブーム(懐かしさを訴求する流行)と結びつけた「思い出マーケティング」が中高年層、Z世代の双方から好感を得ている一方で、長期的な競争力低下を懸念する声も上がっている。 懐かしさで攻める食品戦略。成長の足かせに?過去製品の再発売は、開発コストや広告宣伝費を大幅に削減できるだけでなく、消費者にも親しみやすく受け入れられやすいという利点がある。ロッテウェルフードのアイス「デロンデロン」や、ソウル牛乳の「ミノスメロンミルク」などがその例である。また、農心が創立60周年記念製品として発売した「農心ラーメン」は、発売3ヶ月で販売量1,000万袋を超えるなどの大反響を得た。このようなレトロ製品は短期的なヒットにつながりやすいが、専門家は「長期的な研究開発投資を怠れば、K-フード(韓国発の食品)の国際競争力が落ちる」と警鐘を鳴らす。懐かしさは武器になる一方で、革新を止めればグローバル市場での成長が鈍化する恐れがある。出典thinkfood記事https://www.thinkfood.co.kr/news/articleView.html?idxno=103005TOP image©thinkfood