スイスの食品大手Nestlé(ネスレ)は、通期決算発表の場で、残存するアイスクリーム事業を英国の合弁会社Froneri(フロネリ)に売却すると発表した。同社CEOは同事業を「注意散漫の原因」と位置づけ、今後はコーヒー、ペットケア、栄養、食品・スナックの4分野に経営資源を集中させる。対象事業の売上は約7億8000万スイスフラン(約1567億円)で、2026年から2027年にかけて段階的に統合される。なお、ネスレは今後もパフォーマンスが好調なフロネリの株式50%を保有し続ける計画だ。高成長でも運営が難しいアイス事業の現実ネスレは2016年にフランスのPAI Partnersとフロネリを設立し、アイスクリーム事業を強化してきた。しかし、同事業は季節性が高く、独自のサプライチェーンや多額のマーケティング費用を要するなど運営が複雑なため、専門企業に任せる判断に至った。この動きは、Unilever(ユニリーバ)が同事業をスピンオフした事例とも重なり、大手食品企業が専門性の高いアイス事業を切り離す業界全体の傾向を示す。市場自体は成長を続けているが、ネスレはリソースを割くことなく、フロネリを通じて市場への影響力を維持する構えだ。出典Dairy Reporter記事https://www.dairyreporter.com/Article/2026/02/20/nestle-to-sell-ice-cream-business-as-froneri-jv-gains-strength/?utm_source=RSS_Feed&utm_medium=RSS&utm_campaign=RSSTop Image©️Froneri