世界のZ世代が創る未来の働き方vol.2:『心地よさ』が職場を変えるZ世代が職場に求める絶対条件今後ますます労働人口の中核を担うようになるZ世代。彼らが職場を選ぶ際に給与よりも重要視している条件、それは職場における「フレキシビリティー(柔軟性)」だ。1997年から 2012年の間に生まれたこの世代は急速な技術進歩、世界的なパンデミック、メンタルヘルス問題への意識の高まりなどを目の当たりにしてきた。これらの経験が、これまでの世代とは異なるZ世代特有の、ウェルビーイングを優先し、プライベートと仕事のバランスのとれた充実したライフスタイルをサポートしてくれる職場環境を求める、という彼らの価値観に繋がっているのだ。2025年には労働人口の27%がZ世代になるhttps://www.forbes.com/sites/jefffromm/2024/09/25/gen-z-demands-flexible-workplace-benefits/背景Z世代がフレキシビリティーを求める主な要因には次のようなものがある。テクノロジーと共に成長:Z世代は初の真のデジタルネイティブ世代であり、リモートワークやコラボレーションを可能にするテクノロジーとともに成長してきた。彼らはバーチャルでコミュニケーションをするツールやオンラインプラットフォームを使いこなし、効率的で効果的な働き方を知っている。このような技術に精通していることが、デジタルテクノロジーを活用した柔軟な勤務形態への期待を高めている。パンデミックの影響:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の大流行時、所謂「コロナ禍」で社会へ出たことで、Z世代は柔軟なワークモデルを好むようになった。彼らは、自律性の向上、通勤ストレスの軽減、ワークライフバランスの改善など、リモートワークのメリットを身をもって体験した。この時期多くの企業がリモートワークの導入を余儀なくされたが、企業がパンデミック以前の規範に戻ろうとしているいま、Z世代はフレキシブルなワークスタイルの継続を提唱している。ワークとライフの統合:何よりも仕事を優先するという意識が強かった以前の世代とは異なり、Z世代は仕事と個人の追求や情熱を統合したバランスのとれたライフスタイルを大切にしている。彼らは、時間を効率的に管理することで、趣味を追求し、旅行し、日々喜びをもたらす活動にも打ち込むことができるフレキシビリティを求めている。職場でのキャリアが人生を消耗するのを防ぐためには、ワークとライフの統合を可能にする柔軟な勤務形態が重要なのだ。自律への欲求:Z世代は、独立性と職場環境のコントロールを重視し、いつ、どこで、どのように働くのがベストかを選択できる自主性を望んでいる。リモートワークやフレキシブルなスケジュールなど、柔軟な働き方は、自分で決められるという感覚を提供し、個人の好みやニーズに合わせた勤務スタイルを可能にする。柔軟な働き方の選択肢個人のニーズやライフスタイルに最も適した方法で時間と仕事を管理する自主性を可能にするフレキシブルな勤務形態には、以下のような形がある。フレキシブルなスケジュール:Z世代は、個人的なニーズや家族の予定に合わせて始業と終業の時間を調整できることに価値を置いている。この柔軟性が、時間を効果的に管理し、ストレスを軽減する。リモートワークという選択肢:Z世代は、自宅やその他の場所で仕事ができることに価値を置いており、リモートワークは生産性を高め、通勤に関するストレスを軽減し、全体的なウェルビーイングを向上させる方法だと考えている。ハイブリッド型:Z世代は、対面勤務とリモートワークの両方のメリットを認識しており、この2つを柔軟に選択できるハイブリッドモデルは、社交的な交流と独立した集中力を可能にし、両方の利点を活かすことができる。週4日勤務:テクノロジーによって効率的にリモートワークが可能になり、生産性は週5日オフィスで働くことに縛られないことが実証されている。週4日勤務が士気を高め、仕事の達成度を向上させることで給与を減らさずに労働時間を短縮することが可能になる。「理想とする仕事・職場の柔軟性について考えるとき、最も重要なものはどれか?」という質問へのZ世代の回答。フレキシブルなスケジュールや週4日勤務に次いで必要な時に必要なだけ休みをとれる「無制限の有給休暇」という回答も多かった。出典:https://www.ihire.com/resourcecenter/employer/pages/genz-workforce-report-2024フレキシブルな働き方をサポートするツールZ世代はリモートやハイブリッドな作業環境に慣れているため、シームレスなリモートコミュニケーションやコラボレーションを推進するテクノロジーやツールの需要が高まっている。Slack:リモートおよびハイブリッド チーム向けに設計されたコミュニケーション/コラボレーション プラットフォーム。インスタントメッセージング、ファイル共有、ビデオ会議などの機能を提供する。https://slack.com/ClickUp:AIによるタスク管理ツール。ワークロードバランス、生産性向上の提案を提供する。https://clickup.com/Otter.ai:AIを活用したミーティングアシスタント。会議の内容をリアルタイムで書き起こし、要約して、実用的な洞察を作成する。https://otter.ai/出典https://www.forbes.com/sites/jefffromm/2024/09/25/gen-z-demands-flexible-workplace-benefits/https://www.ihire.com/resourcecenter/employer/pages/genz-workforce-report-2024