世界最大のカカオ生産国コートジボワールで、供給ボトルネックが発生している。原因は、世界的なカカオ価格の下落を受け、輸出業者が政府設定の固定買い取り価格での購入を拒否していることだ。この対立により倉庫にはカカオ豆が滞留し、農家は収入減に直面。世界のチョコレートメーカーや食品企業にとっては、サプライチェーンの脆弱性が浮き彫りになる事態であり、カカオの安定調達に対する懸念が広がっている。制度と市場の乖離が産む構造的問題政府による固定価格制度は、本来農家の生活を安定させるための仕組みである。しかし、世界的な市場価格が政府設定価格を下回ったことで、輸出業者が買い取りを拒否する事態に発展した。結果、農家は非公式の安値で豆を売ることを強いられ、規制当局が在庫10万トンを買い上げる異例の介入策を講じている。この問題が長引けば、豆の品質低下や供給遅延は避けられず、世界の食品業界に影響が及ぶことは必至。価格制度の構造的な歪みが、カカオサプライチェーン全体の脆弱性を浮き彫りにした形だ。出典FoodBev Media記事https://www.foodbev.com/news/cocoa-bottleneck-in-ivory-coast-signals-supply-risk-for-global-chocolate-makersTop Image©️Unsplash