タイの海苔スナック大手TaoKaeNoi(タオケーノイ)は、中国の人気俳優チェン・チョーユアン(Chen Zhe Yuan/陳哲遠)氏を新たなグローバルアンバサダーに起用した。このコラボにより、世界的に高まるアジアンスナックへの関心を捉え、海苔の健康的なイメージの強化を狙う。同社は、単なるスナックブランドから「グローバル・ライフスタイル・ブランド」への進化を目指しており、チェン氏の起用はその重要な一歩と位置づけられている。©2026 Taokaenoi Food & Marketing PCL.「アジアの新しい波」に乗るブランド戦略中国の食品や電化製品、ブランド、そして文化は、世界的な影響力を持つ「ニュー・アジアン・ウェーブ」として成長しつつある。アジアの食文化への関心が高まる中、特に海苔は栄養価の高い植物由来スナックとして、欧米で人気が急上昇している。©UnsplashTaoKaeNoiはこの潮流を捉え、現地の嗜好に合わせた製品開発と、世界的に共感を呼ぶアンバサダー起用を戦略の柱に据えた。チェン氏の持つポジティブなイメージを通じて、単に健康効果をアピールするだけでなく、魅力的なライフスタイルを訴求し、グローバル市場でのさらなる成長を目指す。セレブ起用の光と影とは?セレブリティの起用はブランド認知度を高める一方、「ヴァンパイア効果」というリスクも指摘される。これは、起用した有名人に焦点が当たりすぎると、肝心のブランドや商品が認知されにくくなる現象を指す。カタール大学の研究によると、重要なのは起用する人物の人気だけでなく、「ブランドメッセージとセレブのイメージが合致しているかどうか」だ。製品の特徴と、起用するアンバサダーのイメージが合致することで、マーケティングに説得力が生まれる。ローカルメモ中国を中心とするアジアの文化的影響力は、食品市場でも無視できない存在になっていると感じる。かつては欧米の食文化がトレンドの中心だったが、今やアジア発のスナックが「健康的でおしゃれなもの」として世界で受け入れられている。TaoKaeNoiのようなブランドが国境を越えて人気の俳優を起用するのは、この潮流を読んだ巧みな戦略だ。ただ、参考記事で指摘されているように、有名人の人気に頼るだけでなく、「ブランドの本質的な価値をどう伝えるか」が、キャンペーン成功の鍵を握るだろう。参考URLFoodNavigator-Asia記事https://www.foodnavigator-asia.com/Article/2026/04/20/taokaenoi-x-chen-zheyuan-taps-chinese-star-power-to-boost-seaweed-snack-growth/Top Image:©Pexels