フランスの国民議会で2026年4月8日、食品の栄養価を5段階で示す「Nutri-score(ニュートリスコア)」の表示を義務化する法案が超党派の議員によって提出された。現在は任意だが、すでに市場の6割が採用している。この法案は、消費者への分かりやすい情報提供と、メーカーによる製品の健康志向への改良を促すことが目的だ。広告への表示も義務付けられ、違反企業には罰則も設けられる。多くの政党が支持しており、国民の健康意識の高まりを反映した動きといえる。義務化の背景と今後の展望2017年にフランスで任意導入されたニュートリスコアは、フランス以外に6カ国のヨーロッパ諸国でも導入されている。消費者の57%が購入商品を変えるきっかけになるなど、一定の効果を上げてきた。2025年末にも同様の法案が提出されたが、欧州の規制を理由に否決された経緯がある。今回は公衆衛生を理由に規制の例外を求める構えだ。背景には、成人の17%が肥満であるという国内事情や、社会保障赤字の半分(年間120億ユーロ、約2兆円規模)に上る超加工食品による影響がある。法案は夏前の審議を目指しており、今後の動向が注目される。出典ICI記事https://www.ici.fr/infos/sante-sciences/une-proposition-de-loi-transpartisane-pour-rendre-obligatoire-le-nutri-score-obligatoire-3254000TOP Image©︎iStock