2024年初頭から記録的な高騰を続けて菓子業界を混乱させたカカオ価格が、ここ数ヶ月で大幅に下落している。2026年1月時点では供給改善と需要低迷が重なり、価格は1トンあたり約4,400ドル(約61万6000円)と過去2年で最も低い水準に落ち着いた。果たして、今後カカオの価格は安定して行くのだろうか?短期的な下落と長期的な上昇懸念価格下落の背景には、アジアや欧州での需要が予想を下回ったことに加え、投機的な売りが再開したことがある。西アフリカの天候が良好なこともあり、短期的には2024年のような価格急騰の再来は考えにくいと専門家は見る。しかし、長期的には懸念材料も存在する。世界最大のカカオ生産国コートジボワールでは、多くの農家が貧困により生産への投資ができない状況にあり、将来の収穫量に影響を及ぼす可能性がある。また、現在の低価格は年後半に需要を回復させる可能性もあり、カカオ市場は再び価格上昇に転じる可能性を秘めていると思われる。出典Food Navigator記事https://www.foodnavigator.com/Article/2026/01/22/cocoa-prices-will-they-remain-low/Top Image©️Unsplash