Nestlé(ネスレ)は7月23日、水・プレミアム飲料事業を米投資会社Platinum Equity(プラチナム・エクイティ)との50対50の合弁会社「Peranel(ペラネル)」に切り出すと発表した。対象事業は30以上のブランドを抱え、120カ国で商品を展開する。企業価値は49億ユーロ(約9100億円)と評価され、取引完了は2027年上半期を見込む。同社は今回の再編で得る現金約30億ユーロ(約5,600億円)を財務基盤の強化に充てる方針だ。発表を受け同社株は一時6%超下落し、上半期の減益決算も相まって市場の反応は厳しいものとなった。分社化の背景と展望同社の水事業は、フランスでのミネラルウォーター不正処理問題や、水資源利用をめぐる環境面での批判にさらされてきた経緯がある。2024年には売却方針を表明済みで、昨年には組織上の切り離しも実施していた。Philipp Navratil(フィリップ・ナブラティル)CEOのもと、コーヒーやペットフード、乳幼児用食品などの中核事業に経営資源を集中する再編の一環であり、ビタミン・サプリメント事業の一部売却先も並行して模索している。新会社Peranelは独立企業として、S.PellegrinoやPerrier(ペリエ)、Acqua Panna(アクア・パンナ)、Nestlé Pure Lifeなどのブランドを引き継ぎ、機動的な投資判断のもとで成長戦略を進める見通しだ。出展Food In Canada記事https://www.foodincanada.com/food-business/nestle-spins-off-water-business-creates-joint-venture-with-pe-firm-164079/TOP Image©Unsplash