欧州連合(EU)は2026年2月26日より、中国から輸入される乳児用粉ミルクの原料「アラキドン酸(ARA)オイル」に対する緊急輸入規制を開始した。これは、同原料から嘔吐などを引き起こす毒素「セレウリド」が検出され、ネスレやダノンなど大手ブランドが世界的な製品リコールに追い込まれた事態を受けた措置。乳幼児の健康被害を防ぎ、食品安全への信頼を回復することを目的としている。汚染の背景とEUの厳格な新基準今回の汚染源は中国のサプライヤーと特定されている。油中での毒素生成はこれまで未知のリスクとされ、業界に大きな衝撃を与えた。この事態を受け、欧州食品安全機関(EFSA)は急遽、乳児向けのセレウリド安全基準値を設定。今後EUは、域内に入る全ての中国産ARAオイルに対し、毒素が不検出である証明書の提出を義務付ける。さらに、輸入貨物の約半数に物理検査を実施するなど「ゼロ・トレランス(不寛容)」方針を徹底し、再発防止を図る構えだ。出典Food Navigator記事https://www.foodnavigator.com/Article/2026/02/25/emergency-safety-checks-on-chinese-ara-oil-amid-infant-formula-recalls/Top Image©️Unsplash