英国ボーンマス大学の研究チームは、特別に開発されたナノマテリアルをプラスチックサンプルに加えることで、プラスチックが損傷後に自己修復し、元の強度をほぼ維持出来るようにしたという研究結果を学術誌「アプライド・ナノ・マテリアルズ」に掲載した。この研究を率いた同大学先端材料学科の准教授であるアモル・アブデルカデル博士は「これにより飲料ボトルから携帯電話、プラスチックパイプなど様々な製品の寿命を延ばすことで廃棄物を削減出来る可能性があります」とコメントしている。皮膚組織が傷を塞ぐようなもの研究チームはプラスティックを強化するための補強材として使われている「MXene」と呼ばれるナノシートに化学物質を付着させて接着剤のような特性を持つ治癒剤を作成。この治癒剤はプラスティックが壊れて大気中の湿気にさらされるまでは、ゲルのような休眠状態にあり、壊れた時点で活性化し、壊れた部分を結合するという。アブデルカデル博士によれば「私たちが指を切るとまず血液が凝固して亀裂を覆い、その後皮膚組織が傷を塞ぎますが、それを私たちがプラスティックにおいてやっています」との事。出典:Food&Drink Technology記事 研究論文記事Top Image:Bournemouth University