Amazon(アマゾン)は2026年5月、欧州連合(EU)の包装廃棄物規制(PPWR:Packaging and Packaging Waste Regulation)への対応実態を調査した独自レポートを公表した。同社がEU主要10カ国の拡大生産者責任(EPR:Extended Producer Responsibility)登録プロセスを検証したところ、国ごとに要件が大きく異なり、登録フィールドは合計64種類に上ることが明らかになった。複雑な登録プロセスは、特に中小企業(SME)にとって欧州越境販売の大きな障壁となっており、同社はデータ相互運用性の確立や規制の統一化を欧州委員会に求めている。断片化するEU規制と、Amazonが示す解決策調査によると、10カ国の登録フィールドのうち55%が各国固有の要件であり、83%のフィールドは平均わずか3カ国にしか課されていない。必要フィールド数は最少11(ベルギー・スペイン)から最多20超(スウェーデン)と国により大きく異なり、平均は16。さらに、現在各国が求める登録項目の73%はPPWRの要件には含まれず、国ごとの独自追加に過ぎない。Amazonは解決策として、各国レジストリをAPIで連携させる相互運用可能なインフラの整備と、マーケットプレイスがEPR登録の仲介機能を担う仕組みの拡充を提言。すでにフランス・イタリア・スペイン・ベルギーを含む5カ国で実施する同社の「Pay on Behalf」プログラムは30万社以上のセラーのエコフィー支払いを代行しており、このモデルを登録プロセスにも広げることで、事業者と行政双方の負担軽減が可能だとしている。出展Packaging Suppliers Global記事https://packagingsuppliersglobal.com/news/business/amazon-why-small-businesses-struggle-with-eu-packaging-rules-and-how-to-fix-itTOP Image©Amazon