エディンバラ大学ロスリン研究所の研究者チームが、安定した豚の脂肪細胞株を開発した。「FaTTy」と名付けられたこの脂肪細胞株は、遺伝子組み換え不要で継続的に脂肪組織を生産できるため、培養肉生産に大きな進歩をもたらすと見られている。動物性脂肪は従来の肉製品の風味と食感を実現するための重要な要素だ。従来の家畜幹細胞は時間の経過と共に再生能力を失ってしまい、持続可能な供給源とはいえない状態だった。安全性と持続性を兼ね備えた「FaTTy」の開発は、培養肉の大量生産に向けた基盤を作る大きな一歩といえるだろう。培養肉の未来を拓く画期的細胞この研究成果について、主任研究者のトム・スローワー氏は「単なるツール開発ではなく、非常に特別な発見だ」と語る。FaTTy細胞は無限に増殖するだけでなく、高い効率で脂肪に変化する能力を維持するが、これは家畜幹細胞では前例のないことだという。培養肉は家畜や農地不要で生産できるため、より倫理的で環境にやさしい生産方法といえる。ロスリン研究所は、このFaTTy細胞株をほかの研究者や業界パートナーと共有し、培養動物性脂肪の発展をさらに推進していく方針だ。出典Foodbeast記事https://www.foodbeast.com/news/a-big-breakthrough-just-brought-us-closer-to-real-lab-grown-bacon/TOP image©Foodbeast