最近、アメリカ予防医学誌に掲載されたサンパウロ大学の研究者らの論文によれば、超加工食品(UPF)を多く食べる人は早死にするリスクが高い可能性があるという。8カ国の食生活を調査研究者らは、オーストラリア、ブラジル、カナダ、チリ、コロンビア、メキシコ、英国、米国の8カ国の食生活に関する調査結果と死亡に関連するデータを検討。その結果、UPFが摂取カロリーの半分以上を占めている英国と米国では早期死亡の14%がUPFが引き起こす害に関連していると推定。一方でUPFが摂取カロリーの20%未満であるコロンビアやブラジルなどでは、早期死亡の4%のみがUPFに関連していると推定した。彼らの計算によると、2018年に米国では12万4000人が、英国では1万8000人がUPFの影響で早死したという。研究者らは、「UPFが健康に悪影響を与えるのは、工業的加工過程に於ける食品の変化と着色料や人工香料、乳化剤などその他多くの添加物や加工剤を含む人工原料の使用によるもの」としている。研究結果には反論もオープン大学応用統計学名誉教授のケビン・マコンウェイ氏は「この研究は多くの数学的仮定に基づいている為、UPFの摂取が本当に健康に悪いかどうかはわからない」という。また、オックスフォード大学の食事と肥満の専門家であるネリス・アストベリー博士も「エネルギー、脂肪、糖分の多い食生活は早死のリスクを高める可能性がある事は知られているが、この研究ではUPFの影響がそうした食生活以外の何かによるものである事を証明出来ない」とコメントしている。英国食品飲料連盟は「超加工食品という言葉が、ヨーグルトやパスタソース、パンなど健康的な食生活に役立つ食品を悪者扱いしている」と反発している。出典BBC記事:https://www.bbc.com/news/articles/crm30kwvv17oアメリカ予防医学誌掲載論文:https://www.ajpmonline.org/article/S0749-3797(25)00072-8/fulltextTop Image:©️Unsplash