2026年8月12日、EUで新たな「包装・包装廃棄物規則(PPWR)」の適用が始まった。食品や飲料など消費財の包装に使うプラスチックの製造が生む環境負荷と、欧州の化石燃料輸入への依存を減らすことが狙いだ。同日には食品接触包装のPFAS(有機フッ素化合物)を制限する規定も発効し、基準値を超える包装は今後EU市場で扱えなくなる。欧州委員会のジェシカ・ロスウォール環境担当委員は、消費者の安全性向上と資源循環の促進につながると述べた。2030年に向けた段階的な規制強化同規則は段階的に適用される。2028年には廃棄物の分別を後押しする統一表示制度が始まり、2030年には包装廃棄物の削減目標やリサイクル可能性の義務化など主要規定が本格施行される予定だ。EU市場に初めて包装を投入するブランドや輸入業者を含む生産者は、包装の回収・分別・リサイクルにかかる拡大生産者責任(EPR)費用の負担が義務付けられる。欧州カートン・板紙製造業者協会Pro Carton(プロ・カートン)のホルスト・ビッターマン事務局長は今回の規則を歓迎しつつ、「リサイクルされた包装は廃棄物ではない」と指摘し、廃棄物削減目標の運用に注文をつけた。業界各社は今後、法令遵守に向けた体制整備を急ぐ見通しだ。出展FoodBev Media記事https://www.foodbev.com/news/new-packaging-rules-come-into-effect-across-the-eu-food-and-beverage-industry-reactsTOP Image©︎Unsplash