ベトナムで2026年の夏、清涼飲料を飲んだ後にボトルのラベルを剥がし、当選コードをスマートフォンで入力する新習慣が広がっている。対象はTan Hiep Phat(タンヒエップファット)社の「Dr Thanh Herbal Tea(ドクター・タン・ハーバルティー)」「Number 1 Energy Drink(ナンバーワン・エナジードリンク)」「Zero Degree Green Tea(ゼロディグリー・グリーンティー)」だという。コードをサイトに入力するか「6020」へ送信すると、数秒で結果が分かる。猛暑で飲料需要が高まる中、単なる水分補給を超えた「体験」として消費者の関心を集めている。猛暑が後押しするキャンペーンの仕組み©︎Unsplash主催者によると、景品の携帯電話チャージカードは全国で50万個以上が用意され、期間は4月20日から8月31日まで。すでに6万個以上が当選し、残りは数十万個に上る。生放送の抽選では、1億ドン(約3,796ドル、約60万円)相当の特別賞3本や、1,000万ドン(約6万円)相当の1等賞30本も用意されている。同キャンペーンの魅力は手続きの簡単さにある。アプリのダウンロードやアカウント登録、複雑な認証は不要で、ラベルを剥がしてコードを入力するだけだという。所要時間は1分足らず。この手軽さが口コミで広がり、路上の屋台や雑貨店で飲み終えた直後にスマホでコードを入力する光景が日常的になりつつある。手軽さが幅広い層を惹きつける©︎Unsplashホーチミン市で配達ドライバーとして働くクアン(Quan)さんは、同僚に教わってナンバーワンを飲んだ後にコードを入力し、5万ドン(約300円)分のチャージカードを当てたという。「ただの広告だと思っていたが、入力するとすぐ結果が出た」と語る。飲料店を営むクイン(Quynh)さんの店でも、購入後に店内でコードを試し、当たりを見せ合う客が増えているという。ローカルメモベトナムの都市部では、配達ドライバーや屋台の客が短い休憩中にスマホを片手に過ごす光景が当たり前だ。猛暑の中で冷たい飲料を一気に飲み干す文化と、即時性を好むモバイル中心の生活様式が、このキャンペーンの広がりを支えている。アプリ不要で誰でも参加できる設計は、スマホ操作に不慣れな高齢層や労働者層まで取り込んだ点が巧みだ。日本の飲料販促にも示唆を与える事例である。参考URLThe Investor記事https://theinvestor.vn/from-refreshment-to-experience-a-consumer-trend-emerging-this-summer-d19230.htmlTOP Image©Unsplash