人工甘味料であるスクラロースはお菓子や飲料など世界中で6000を超える製品に使用されており、調査会社The Brainy Insightsによれば現在その市場規模は37億3000万ドル(約5600億円)、今後8年間は平均年率5.3%で成長すると予測している。そうした中、スクラロースが高カロリーの砂糖に置き換わる事で減量を助けるのではなく、むしろ脳に“まだ空腹だ”と思わせてしまう事で肥満に寄与しているのではないかという研究が発表された。スクラロースが食欲を増進する?南カルフォルニア大学糖尿病・肥満研究所の研究者らが科学誌「ネイチャー・メタボリズム」に掲載した論文によると、スクラロースが特に肥満の人の空腹感と脳の視床下部の活動を増加させる事が判明したという。砂糖を摂取した場合、インスリンやGLP-1などのホルモンが増加し、それらがカロリー摂取を脳に伝えるので、空腹感が軽減する。一方で、スクラロースを摂取するとそうしたプロセスが無い為、体が甘さを感じることによってカロリーを摂取したいと期待しているのにもかかわらず、期待していたカロリーを摂取出来ていないと感じてしまう。その結果、脳の視床下部が活性化し、空腹感を増大させてしまう可能性があるとの事。出典:Food Navigator Europa記事 ネイチャー・メタボリズム掲載論文Top Image©️Unsplash