2026年9月、オーストラリアのFlinders University(フリンダース大学)の研究チームが、TikTok(ティックトック)とInstagram(インスタグラム)で話題の健康関連投稿300件を分析した結果を学術誌で発表した。対象は「#healthylifestyle」「#nutrition」「#cleaneating」の付いた投稿だ。多くの投稿が厳しい食事ルールや食べ物の「善悪」分け、見た目を基準にした健康観を広めており、オルトレキシア(「健康的」とされる食品だけを食べることへの不健全なこだわり)に通じる傾向が見られた。発信者の78%は資格を持たないインフルエンサーで、健康情報の3分の2超が誤解を招く内容と判定された。サプリ・スーパーフード推しに偏る投稿分析では、67%の投稿がクリーンイーティング(加工食品を避け自然な食品を中心にとる食事法)を扱い、約3分の1が食事制限を勧めていた。5件に1件は食品を「良い」「悪い」で分類。3本に1本は筋肉づくりのための高たんぱく摂取など栄養素の調整を勧め、4分の3はサプリメントやスーパーフードを健康に欠かせないものとして紹介していたが、科学的な説明は乏しい。柔軟な食べ方を示す投稿は少数にとどまる。一方、有資格の専門家は正確な情報を発信する傾向が強かった。研究チームは今後、専門家がSNSで根拠ある情報を積極的に発信し、有害なメッセージに対抗すべきだと提言している。出展Nutrition Insight記事https://www.nutritioninsight.com/news/healthy-eating-disorder-diet-influencers-orthorexia-nervosa.htmlTOP Image©Unsplash