ドイツのForschungsinstitut für Nutztierbiologie(フォルシュングスインスティテュート・フュア・ヌッツティアービオロギー、FBN)は、ホルスタイン種の乳牛を用いた実験で、気温28℃前後に相当する軽度の暑さでも免疫系や血液凝固に変化が生じることを明らかにした。研究チームは温湿度指数(THI)76の環境下で乳牛を7日間飼育し、血液サンプルから免疫反応や凝固シグナルの推移を継続的に測定した。この結果は、暑熱ストレスが従来考えられていたよりも早い段階から乳牛の健康に影響を及ぼすことを示しており、酪農関係者の間で暑熱対策の重要性を再認識させる契機となっている。血液凝固や炎症反応にも変化酪農業界では、猛暑による乳量低下や繁殖成績の悪化が問題視されてきたが、免疫系への影響についての科学的知見はこれまで限られていた。同研究では、軽度の暑熱ストレス下で炎症反応や細菌由来のエンドトキシン、血液凝固の活性化を示す兆候が確認された。腸内環境や免疫、血液凝固の間には密接な関連があるとみられ、暑熱ストレスの早期発見や対策につながる可能性がある。気候変動により夏季の気温上昇が続く中、同研究所は今後、酪農現場での暑熱管理の徹底がより一層求められると指摘している。出展agrarheute記事https://www.agrarheute.com/tier/rind/immunsystem-kuh-leidet-schon-28-grad-studie-zeigt-landwirte-tun-muessen-642061TOP Image©Unsplash