大手食品メーカーのNestlé(ネスレ)が、フランスで製造するミネラルウォーターにおいて、禁止されているろ過処理を行っていた疑いで当局の調査を受けている。このろ過処理は細菌や農薬による水源の汚染を隠蔽する目的であったという非営利団体の告発を受け、フランス当局は調査を開始。現在、ネスレの事務所を家宅捜索するなど調査を本格化させており、メディアでは「ウォーターゲート事件」と報じられる一大スキャンダルとなっている。消費者への詐欺行為だとして、世間から厳しい目が向けられている。規制違反の背景と今後の行方欧州では「ナチュラルミネラルウォーター」の加工処理は厳しく禁じられているが、ネスレはPerrier(ペリエ)などのブランドでこの規制に違反した疑い。背景には、気候変動などによる地下水汚染の深刻化がある。この問題は、フランスの不正取締機関が損害額を30億ユーロ以上と見積もるなど、経済的な影響も甚大だ。ネスレは安全性と調査への協力を強調するが、当局は「ナチュラルミネラルウォーター」という表示の可否を今後判断する。同社は一部採水地で営業許可を再申請しており、スキャンダルの行方はその認可次第という側面も持つ。出典FoodNavigator記事https://www.foodnavigator.com/Article/2025/08/12/nestle-under-investigation-over-alleged-mineral-water-fraud-in-france/TOP image©Bloomberg