スウェーデンのオレブロ大学(Örebro University)研究チームは、健康な高齢者がプロバイオティクスの摂取を6週間続けた後、摂取を中止しても脳機能への好影響が一部持続することを明らかにした。本研究は、摂取中止後の長期的な利点を探る目的で行われ、MRI(磁気共鳴画像法)を用いて脳の接続性を客観的に評価。その結果、摂取中止から4〜6週間後も、言語処理や記憶に関連する脳領域で機能的な変化が維持されることが判明した。加齢に伴う脳の健康維持に貢献する可能性を示す画期的な成果である。脳機能への持続的効果と今後の展望加齢に伴う腸内フローラの乱れは、脳機能低下の一因とされる。これまでプロバイオティクスの脳への効果は研究されてきたが、摂取中止後の持続性については不明な点が多かった。本研究では、免疫力向上やメンタルヘルス改善、腸管バリア機能などを持つとされる「ラクトカゼイバチルス・ラムノースス(Lacticaseibacillus rhamnosus)HN001」株を高齢者に6週間摂取してもらい、MRIで脳を測定した。その結果、摂取を止めても一部の脳機能ネットワークは維持される一方、不安軽減などの心理的効果は元に戻る傾向が示された。研究チームは、今後は効果が持続するメカニズムの解明が期待されるとしている。出展nutraingredients記事https://www.nutraingredients.com/Article/2026/08/31/can-brain-health-benefits-persist-once-probiotics-are-stoppedTOP Image©︎Unsplash