McCormick & Company(マコーミック・アンド・カンパニー)は7月23日、Unilever(ユニリーバ)の食品事業との統合を控え、新たな組織体制と経営陣を発表した。統合後は「Americas Consumer」「International Consumer」「Global Food Service」「Global Flavor」の4部門に再編する。両社出身の人材を組み合わせた新経営陣も明らかにし、消費者と顧客を中心に据えた体制で、規律ある事業運営と革新を両立させる狙いだ。ロンドン証券取引所への副次上場も目指すと発表し、市場の注目を集めている。新体制の詳細と今後の展望同社は3月、Unileverの食品事業の大部分を448億ドル(約6兆7,200億円)で買収すると発表していた。対象にはHellmann's(ヘルマンズ)のマヨネーズやKnorr(クノール)のソースなどが含まれる。買収完了は2027年半ばを見込む。今回の再編では香辛料・調味料・ソース事業を地域別に2分割し、南北・中米を担うAmericas部門は2025年の年間売上高80億ドル、国際部門は70億ドルを見込む。統合の指揮を執ってきたAndrew Foust氏がAmericas Consumer部門の社長に、Unileverで食品部門を率いるHeiko Schipper氏がInternational Consumer部門の社長に就任する。外食向けのGlobal Food Service部門とフレーバー事業のGlobal Flavor部門はそれぞれ40億ドル、25億ドルの売上高を見込み、Unileverの外食部門を率いてきたNuria Hernandez氏とマコーミックのフレーバー部門を率いてきたSuzanne Roy氏が引き続き指揮を執る。経営陣はマコーミックの本社があるメリーランド州ハントバレーと、Unileverの拠点があるオランダの新国際本社に分かれて配置される。TD Cowenのアナリストは、取引の複雑さや買収対象事業の実態への不透明感が一部投資家を不安にさせたと指摘する一方、新体制の公表によって不安がやや和らぎ、戦略的な意義や研究開発力への期待が高まっていると分析している。出展Food Dive記事https://www.fooddive.com/news/mccormick-unilever-merger-operating-structure-executive-team/826051/TOP Image©Unsplash