Acecook Việt Nam(エースコック・ベトナム)が、2026年の「ベトナム持続可能企業TOP50(CSA 2026)」に2年連続で選ばれた。受賞したのは「廃棄物削減の先駆者」部門。CSAはNhịp Cầu Đầu Tư(ニップカウダウトゥ)誌が主催する年次表彰で、今年で5回目を迎える。テーマは利益・人・地球を意味する「3P大転換」だという。同社は事業の効率と環境への責任を両立させる方針を掲げており、2025年に固形廃棄物の総量を前年比22%、約3,530トン削減した実績が評価されたという。発生源からの削減と循環経済©︎Unsplash削減の背景には、廃棄物を出てから処理するのではなく、生産や運用の初期工程で発生そのものを抑える考え方があるという。微生物処理を最適化して排水処理の汚泥を減らし、ブン・フォー(米麺)の製造ラインでは米とぎの工程から出る米粉を回収。ボイラーへの投入工程を厳密に管理し、燃焼効率を高めて灰の発生量も抑えた。加えて同社は包装の脱プラスチックを進めている。2022年からカップ麺・どんぶり麺の容器を紙へ切り替え、2025年末までに転換率は90%を超えた。これにより削減したプラスチックは6,830トン以上にのぼる。2025年には、再生処理として1,500トン超のプラスチックと8,000トンの紙について専門業者とリサイクル契約を締結し、循環型の資源利用を後押ししたという。職場から広がる4Rの実践©︎Unsplash取り組みは現場の社員にも及ぶ。分別ごみ箱の設置や、毎月の「リサイクル不可プラ削減デー」で環境意識を高めている。工場と事務所では4R(拒否・削減・再利用・再生)を実践し、業務の電子化やペーパーレス化で資源消費を抑えているという。パレットやプラかごの約90%は再利用しているという。ローカルメモベトナムでインスタント麺は国民食に近い存在だ。屋台でも家庭でも当たり前に食べられ、一人あたりの消費量は世界でも上位に入る。それだけに大量の容器ごみが出る。日系企業が現地で紙容器への転換を進める意義は大きい。便利さを保ちながら環境負荷を減らす姿勢は、同じ課題を抱える日本の食品メーカーにも参考になるはずだ。参考URLTiền Phong記事https://tienphong.vn/acecook-viet-nam-tiep-tuc-duoc-vinh-danh-vao-top-50-doanh-nghiep-phat-trien-ben-vung-tieu-bieu-viet-nam-2026-post1852132.tpoTOP Image©Unsplash