2026年9月11日、スイスの大手オンライン通販Galaxus(ギャラクサス)の情報メディアは、紙ストローから有害物質が飲み物に溶け出す可能性があると報じた。紙ストローは環境対策としてEUで広く普及し、プラスチック製ストローが今も認められているスイスでも多くの飲食店が導入している。しかし、ふやけを防ぐ「湿潤紙力剤」の製造過程では、発がん性が疑われるクロロプロパノール類が副産物として生じる。複数の研究では、自然界でほぼ分解されず体内にたまりやすい有機フッ素化合物「PFAS(ピーファス)」も検出された。段ボールのような味や数分でふやける使い勝手への不満も根強く、「環境に良いはずの素材」への疑問が広がっている。法的上限値の欠如が課題、代替素材に注目ドイツの消費者誌Öko-Test(エコテスト)が紙ストロー20本を検査したところ、一部からPFASや過剰な量の防腐剤ベンゾイソチアゾリノンが検出された。ただしドイツ当局は、指針値を超えた製品でもただちに危険はないとしている。問題は長期間の日常的な使用で、体重の軽い子どもほど影響を受けやすい。背景には、プラスチック包装と違い紙製品には法的な上限値がないことがある。当局の別の調査では32本中約半数に異常がなく、素材ではなく製造時の管理の問題と言える。同記事は使い捨てをやめ、洗って繰り返し使えるガラス製やステンレス製ストローを代替策として勧めている。出展Galaxus記事https://www.galaxus.it/en/page/do-paper-straws-release-harmful-substances-into-your-drink-43647TOP Image©Unsplash