フランスの菓子職人たちが、フランス菓子(パティスリー)をユネスコ無形文化遺産に登録しようと動き出した。2026年6月21日、パリのアンヴァリッドで開かれたイベント「La Liste(ラ・リスト)」のトークで、その計画が初めて一般に公開された。発案したのはPierre Hermé(ピエール・エルメ)と、全国菓子連盟会長のLaurent Le Daniel(ローラン・ル・ダニエル)の2人。菓子職人の業種コード(APEコード)を廃止する政府案への危機感から、守りではなく「生きた文化遺産」として認めさせる挑戦へと転じた。約3年にわたり社会学者や歴史学者らと水面下で準備を進めてきた。守るのはレシピではなく「生きた文化」登録の対象はレシピ一覧ではない。同協会の科学委員長で歴史学者のLoïc Bienassis(ロイック・ビエナシス)は、世代を超えて受け継がれる技術、クリスマスのブッシュ・ド・ノエルなど暮らしを彩る食の習慣、そしてプロと素人が共に菓子を作るフランス独自の文化を守りたいと語る。候補書類は2026年1月10日に文化省へ提出済み。11月の委員会で国内目録への登録可否が決まり、ユネスコ登録までは10年ほどかかる見通しだ。同協会は業種コードの維持、伝承、大学との連携、持続可能性という4つの柱の保護計画も掲げる。出展Food&Sens記事https://foodandsens.com/made-by-f-and-s/la-patisserie-francaise-candidate-au-patrimoine-immateriel-de-lunesco/TOP Image©︎Unsplash