欧州食品安全機関(EFSA)は、乳児用調製粉乳に含まれる可能性がある毒素「セレウリド」の新たな安全基準値を提案した。これは、ネスレやダノン、ラクタリスなどの大手メーカーが汚染懸念から粉ミルク製品の自主回収を続ける中、これまで欧州に明確な規制が存在しなかった状況に対応するもの。新基準は、メーカーや規制当局が製品のリスクを判断し、市場から回収すべきかどうかを決定するための明確な指針となることが期待されている。混乱収束へ、毒素の具体的な新基準値これまで欧州にはセレウリドの統一された安全基準がなく、メーカーは自主的な製品回収に踏み切るしかなかった。今回、欧州委員会からの要請を受けEFSAが定めた急性参照用量は、乳児の体重1kgあたり0.014マイクログラムである。これに基づき、乳児用調製粉乳では1リットルあたり0.054マイクログラム、フォローアップミルクでは同0.1マイクログラムを超える製品がリスク有りと判断される。この客観的な数値基準の策定により、規制当局とメーカー双方が製品の回収要否を迅速かつ的確に判断できるようになり、長らく続いた混乱の収束と、より高いレベルでの食品安全確保につながると思われる。出典Food Navigator記事https://www.foodnavigator.com/Article/2026/02/02/efsa-new-cereulide-toxin-thresholds-in-infant-formula/Top Image©️Unsplash