概要昨今、超加工食品(UPF)が様々な慢性疾患と関連していると言われているが、最近神経科学誌Neurologyに掲載された論文によると、超加工食品を多く摂取する人は、そうでない人よりもパーキンソン病の初期症状を発症する可能性が高いことが判明したという。UPF多量摂取者の発症率は2.5倍米国と中国の研究者らは、パーキンソン病を発症していない平均年齢48才の42853人を26年間に渡り追跡調査。参加者には、全員2〜4年ごとに食事日記をつけてもらい、何をどのくらいの頻度で食べたかを記録した。その結果、超加工食品を1日平均11サービング以上摂取していたグループは、1日3サービング以下しか摂取していなかったグループに比べ、パーキンソン病の初期症状(レム睡眠行動障害、便秘、うつ症状、体の痛み、色覚異常、日中の過度の眠気、嗅覚低下など)を3つ以上示す割合が2.5倍高かったという。なお、研究者らは、食物摂取量はあくまで自己申告であるため、不正確な点が生じる余地はあるとしている。出典Food Navigator記事https://www.foodnavigator.com/Article/2025/06/12/ultra-processed-foods-linked-to-early-signs-of-parkinsons-study-finds/Neurology掲載論文https://www.neurology.org/doi/10.1212/WNL.0000000000213562TOP Image©︎Unsplash