スパイス大手マコーミックは2025年6月26日の決算説明会に於いて、トランプ政権の関税政策により米国内で商業的に栽培出来ないスパイスの価格が上昇しているため、年間で最大9000万ドル(約129億6000万円)の損失が出る可能性があると発表した。“今年のフレーバー”にも課税同社のポートフォリオには約17000種類の原材料が使用されているが、一部の原材料は米国内で市販されていないため、輸入に頼らざるを得ない。例えば、同社の“今年のフレーバー”であるアヒ・アマリージョはペルー産であり、ペルーには現在10%の基本関税が課されている。トランプ政権は今年7月9日より貿易協定を締結していない国々に対して包括的な関税を発動する予定だが、アメリカスパイス貿易協会(ASTA)では、これにより食卓塩、黒コショウ、シナモン、ナツメグなどの価格が上昇するだろうと予想している。出典Food Dive記事https://www.fooddive.com/news/mccormick-spices-tariffs-ingredients-food-price-inflation/751783/ASTAによる関税に対する声明https://astaspice.org/resources/asta-statement-on-new-tariffs-on-imported-goodsTop Image©️McCormick