ロンドンを拠点に“責任ある投資”を支援する慈善団体Share Actionは2024年11月21日、コカコーラやペプシコ、クラフト・ハインツ、ゼネラルミルズ、モンデリーズ・インターナショナル、ケラノバ(旧ケロッグ)各社幹部に対し、自社製品に国際的に認められた栄養評価や採点システムを採用し、「健康指標」を毎年開示するよう書簡で要請した。なおこの書簡は、3兆ドル以上の資産を管理する投資家や資産運用会社30社が署名している。2035年までに4兆ドルの損失の可能性投資家らは、肥満の蔓延により今後予防法や治療法が改善されなければ2035年までに世界経済に4兆ドル(約600兆円)以上の損失が生ずるとする研究を指摘。「健康に良くない製品の販売に過度に依存すると、消費者の健康状態が悪化し、社会全体が不健康になる。それはまた、企業と投資家をリスクに晒すことでもある」とコメントしている。出典:Food DiveTop Image©️Adobe Stock