米小売最大手ウォルマートは、オンライン注文の品質と効率向上を目指し、「ダークストア」と呼ばれる顧客が入れない非公開店舗を開設。この店舗はオンライン注文のフルフィルメントセンター(商品を保管し、注文処理から配送までの一連の業務を代行する物流拠点)として機能し、配送を迅速化する。テキサス州ダラスで1号店が稼働しており、アーカンソー州ベントンビルにも開設予定である。配送時間短縮で競合と差をつけるウォルマートの配送スピードは他社との競争において強い利点となっている。ウォルマートCEOダグラス・マクミロン氏によると、3時間以内の配送オプション件数は前年同期比で91%増加しており、将来的には米国の人口の95%をカバーできるようになる見込みだ。また、配達時間の短縮に向けた取り組みとして、ドローン配達の拡大も実施。新たに100か所の拠点から食料品を配達し、ウォルマートは5州でドローンによる食料品配達を提供する初の小売業者となった。顧客体験向上に向けたウォルマートの取り組みは、Amazonなどの小売大手との競争に大きく影響するだろう。動画https://www.youtube.com/watch?v=te7OrTR2NDQ出典Food & Wine記事https://www.foodandwine.com/walmart-dark-stores-11763754TOP image©AL.com