急成長するハイブリッド肉植物ベースと従来の肉をミックスしたハイブリッド肉業界は今急速に成長しており、フューチャー・マーケットインサイツでは、その世界市場は25億ドル(約3750億円)、今後10年間は年率平均10%で成長すると予測している。またQuorn(クォーン)やApplegate(アップルゲート)Raised and Rooted(レイズド&ルーテッド)などのメジャーなプラントベースブランドもハイブリッドカテゴリーに参入しており、ハイブリッドソーセージやハンバーガー、ミンチなどあらゆる製品を生産している。従来の肉やプラントベースの代替肉ではなく、ハイブリッド肉こそが、今後の肉製品の中核をなして行くのだろうか?ハイブリッド肉が成功している理由多くの人々が健康や持続可能性などの観点から肉の摂取量を減らそうとしているが、一方で食生活から肉を完全に排除するのに苦労している人も多い。そうした中で、ハイブリッド肉は素晴らしい妥協点だと言える。またプラントベースの代替肉メーカーは従来の肉と同等の価格にするのに苦労しているが、ハイブリッド肉ならより価格を下げることが出来る。さらに、プラントベースの代替肉は味と食感の面でも課題を抱えているが、ハイブリッド肉ならそうした面もカバー出来る。エシカル・フューチャリストのアニー・ウォールズ氏は「ハイブリッド肉の将来は、栄養、味、持続可能性の面で有望です」「研究が進むにつれ、栄養的に十分なだけでなく、幅広い消費者にとって手に入りやすく魅力的な製品が登場するでしょう」とコメントしている。出典:Food Navigator Europa記事Top Image©︎Quorn